DETAIL
よあけ ユリー・シュルビッツ 作画・瀬田貞二 訳 32p 24×26cm
シュルヴィッツは1935年にポーランドで生まれ、この本は日本で1977年に出版された不朽の名作。湖に訪れた老人と少年が優しい月明かりの下で静かで穏やかな朝を迎える様子を描いた作品。自然の豊かさや平和であることの尊さを感じます。こころ潤す一冊です。
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出版社より
夜明けの世界のさざめきを美しく描き出す
山に囲まれた湖の畔、暗く静かな夜明け前。おじいさんと孫が眠っています。沈みかけた丸い月は湖面にうつり、そよ風の立てるさざ波にゆらめきます。やがて水面にもやが立ち、カエルのとびこむ音、鳥が鳴きかわす声が聞こえるようになると、おじいさんは孫を起こします。夜中から薄明、そして朝へ……。刻々と変わっていく夜明けのうつろいゆく風景を、やわらかな色調で描きだし、静かな高揚感をもたらしてくれる1冊です。
読んであげるなら
4才から
自分で読むなら
小学低学年から
福音館書店刊